こんにちは、アラフォーエステティシャンで美容家の永松 麻美です。
現在はサロンオーナーとしてやってますが、まだ会社員としてサロンに勤めていた頃。
新卒の新人エステティシャンにこんな質問をされました。
「先輩〜、お客様にくすみが気になるって言われたんでけど、くすみってなんですか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「は?」
衝撃の質問でした。
一瞬時が止まったあと理解しました。
ああ、20歳そこそこの若い子はくすみ未体験だからわからないのか、と。
ジェネレーションギャップ!
(その後輩はSPEEDも知らなかったYO・・・涙)
いや、まあ、自分がその悩みなくてもプロなんだから勉強しといてよって話ですが。
とはいえ、自分自身の実感が伴った方が原因も解決策も本気で勉強しますよね、人間だもの。涙
その頃まだ20代後半でしたら、今30代後半になり「くすみ」の破壊力による悲しい実感は日々増しています。涙
でも、日々の習慣やケアで対策することはできる!何歳になってもくすみ最小限で生きていく!
ってことでくすみの原因と解決法をお伝えしていきます。
Contents
くすみの原因とは?
一口にくすみ、と行ってもいくつか原因があります。
ここでは簡単にくすみの種類別の原因とそれぞれの特徴や解消法を書いていきますので「私これかも」っていうのから読んでみてください。
複合的にな場合ももちろんあります。
角質たまり型くすみ

角質がたまってできるくすみ。
特徴としてはお肌のゴワゴワ感や、化粧品が浸透しない、入っていかない感覚、人によっては毛穴が詰まる、ニキビができることもあります。
夏の終わりに起きやすく、他にも旅行のあとや忙しく生活が乱れがちだったり、体調を崩したあとなんかにこのタイプのくすみがでることも。
解消法
お肌に敏感さや赤みなどがなければ、ピーリングや角質ケアが有効です。
肌の代謝が落ちて余計な角質がたまっている状態なので、まずは肌の生まれ変わりをサポート。
自分でケアが難しければ、エステなどにいくのも有り。
この手のくすみ改善は単発のエステ1回でも結構効果的ですよ。
化学的ピーリングがおすすめで、AHAやフルーツ酸、酵素など成分の角質ケアをする製品を選びましょう。
皮脂くすみ型
皮脂の過剰分泌や、メイク製品などの「アブラ」が酸化した状態の皮脂くすみ。
皮脂分泌が多い人は、皮脂抑制をしてくれるメイク製品や酸化しにくいメイク製品を選びましょう。
酸化した化粧品も要注意なので、どんなにオーガニックや良い製品であっても開封後時間が立っていたり保存状態がわるかったり、使用期限が切れていないものは使わないようにしましょう。
解消法
皮脂分泌の多い人はクレイ系のマスクがオススメ。クレイには余分な皮脂吸着や、ミネラルの作用でお肌に透明感をもたらしてくれるので皮脂くすみを起こしている人がクレイをやるとすごく色が白く輝くことが多いですよ。
クレイは乾く過程で皮脂を吸着するので、皮脂分泌がそんなにない人はウェットガーゼなどで濡らした状態をキープしたりはやめに洗い流しましょう。
遺伝的に、または食事などによって酸化させやすい体質の人もいるので、ビタミンCなど抗酸化作用の高い美容液の使用もおすすめです。
血行不良型

これはくすみの代名詞ですね。一度は経験ある人が多いのではないでしょうか。
血行不良によるくすみですが、寝不足、運動不足、栄養状態が悪い、疲れなどでも起こります。
とくに慢性疲労や常に寝不足なんて方は要注意。
首肩こりの強いひともくすみやすいです。
たかがくすみですが、血液の循環が悪いって美容面でも健康面でもあなどれません。
お肌の栄養も身体への栄誉も血液が運びます。それができていないってことは、新しい栄養が細胞に届けられていないってこと。
肌なら肌トラブルや肌老化の原因になるし、身体なら疲れが取れない、病気の原因になることだってある。
大事です、血液循環。
くすみは「やばいよ、やばいよ」(出川風)を教えてくれる身体からのサインです。
サインは無視せずに対策しましょう。
ちなみに貧血の人はまず貧血の改善を大至急してください。
血行をよくしようにも、そもそも血液足りなかったらガゾリン足りてないのにエンジンの回転数あげる、みたいなものなのでまずはガソリン給油です。
ちなみに慢性疲れ、甘いものが無性に欲しい辞められない、なども鉄不足のサイン。
貧血改善したら、くすみどころか健康や美容の悩みが一気に解消した、なんて人もいるので後回しにせずに対策してくださいね。
優先順位第一位です。
解消法
血行不良型の改善は何と言っても血行促進です。
運動、筋肉をつける、湯船に浸かるなどが直接的な対策で、エステやマッサージ、サウナや岩盤浴、よもぎ蒸しなども有効です。
ただし体質改善するならやっぱり継続することが前提となります。
一番お金をかけずにできるのは、日頃から運動や身体を動かして筋肉を増やすこと、熱を生み出せる身体に変えていくこと。冷やさないようにすること。
食事面も大切なので、血液がドロドロになる抗脂質な食事はなるべく控えましょう〜!
黄くすみ型
お肌の色が若い頃よりも黄色っぽくなった気がする。
いえ、気のせいではありません。涙
それは肌の奥の真皮層のコラーゲンなどの老化です。
年齢とともにお肌は黄色がかってくるんです。
まだ解明されていないことも多いですが、わかっていることは「紫外線」と「糖化」が大きな原因と言われています。
糖化についてはこちら
解消法
黄くすみに関しては一度あると改善は難しいのでは?というのが2019年現在、研究者たちの一般論にようです。
ただし予防や、悪化を防ぐことは可能!
成分として黄くすみに効果的と言われているのが、よもぎや月桃、プロテオグリカンや肌再生系のGF、EGF、FGFなどのようです。
糖化対策がそのまま黄くすみ対策と言えるので、こちらの記事も合わせてお読みください。
糖化についてはこちら
よもぎについてはこちら
まとめ
年齢とともに、お肌はもちろん身体全体の機能は落ちていくので、残念ながらどの種類のくすみも年齢とともに起こりやすくなってきます。
だけれど、やっぱり諦めたら試合終了ですよ。
(スラムダンク世代使いがちなフレーズ)
老化をぴったりと止めることはできないけど、親から?神から?授かった大事な身体を丁寧に使うこと、丁寧に扱うこと、しっかりとケアすることで年齢を重ねるほどに出てくる色気や美しさもあると、私は思っています。
若いころの何もしなくても透明感やハリに溢れたお顔も美しいですが、手をかけ時間をかけ磨き上げた美しさは若さにはないもの。
くすみから話が逸れちゃいましたが、くすみは顔にも心にも溜め込まないようにクリアな透明感を目指していきましょう。
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