美容好きな方はきっと知っている「日本化粧品検定」協会の代表理事小西さやかさんの新刊の紹介です。
最近の本って、擬人化系とか図鑑系、流行ってますね。
文字ばかりよりもわかりやすく楽しく学べるので、そういう本も私は好きです。
ちなみに擬人化系だと「はたらく細胞」が好きです。
私はエステスクールの講師もしていますが、生徒さんにもオススメしています。
解剖学で学ぶような細胞の話を漫画で面白おかしく学べて、しかもちゃんと役立つ内容。
現役看護師の生徒さんも看護学校で先生に勧められたと言っていました。笑
身体に触れる仕事をしている人、また身体の仕組みに興味がある方もぜひ読んでみてください。
話はそれましたが、美容成分キャラ図鑑のこと書いていきますね!
『知れば知るほどキレイになれる!美容成分キャラ図鑑』

漫画から始まるこの本。
「化粧品にはそもそも何が入っているの?」という基本の部分もしっかりと載っていました。
化粧品の成分についてズラ〜〜〜っと並列で書いてあるのかな、と思っていたら美容成分のことはもちろん、界面活性剤についてなど基剤のこと、品質保持のための成分についてなど「そもそも」の説明もありわかりやすく親切だなという印象です。
化粧品と医薬部外品の違い、お肌の構造と役割についてなど美容成分以前の話も図が盛りだくさんでわかりやすく書かれています。
化粧水、乳液、クリーム・・・etcのそれぞれの目的や成分についての割合もしっかりと書かれていました。
成分については「保湿」「美白」「アンチエイジング(抗シワ)(再生)(抗酸化)(抗糖化)」「抗ニキビ」「抗炎症」「発酵グループ」に分けてそれぞれの成分の説明が書かれています。
また化粧品成分を読み解くためのワークのページもあるので、読み込んで理解したら練習もできます。
お肌のことや化粧品のことをあまり知らない人は最初のページから読み物として読んでいくのがオススメです。
ある程度知識があれば、事典のように調べたいことだけ見るのにも使えそう。
でもどちらの読み方をしても、楽しめると思います。
後ろのページに成分の索引もちゃんとあるので、ピンポイントで見るのもいいですね。
美容雑誌やCM、今自分が使っている化粧品に入っている成分やよく見聞きする主要な成分が理解できるので、これから化粧品についてもっと詳しくなりたい、なんとなくじゃなくてしっかりと理解して化粧品を選んだり使いたい人にも、美容系の仕事をしていて勉強中の人にオススメです。
一つ言うとしたら・・・ちょっと初心者向けかなあ?って印象でした。
美容の仕事を長くしている人や、しっかりと化粧品学を勉強してきた人、化粧品成分をある程度知っている人にとってはもう少し深い情報量が欲しいな、成分の数が少ない・・・と感じるかもしれません。
どちらかというと基本から、広く浅くといった印象。
ただ復習や確認、そして幅広く知る、化粧品の基本を知りたい人にとっては絶対に役立つ、しかもすごくわかりやすい本なのでぜひ気になる方は読んでみてくださいね。
本は2019年8月出版、1296円です。
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