
こんにちは、アラフォーエステティシャンで美容家の永松 麻美です。
私は子供のころからアトピー、10代からは10数年にわたりニキビ、そして肥満、毛深い・・・と見た目コンプレックスのスペシャルコースを歩んできました。
スペシャルコースから抜け出す過程で自分自身が経験した、見た目の変化で起こる自分自身の心の変化、周りとの人間関係の変化、人生の変化に魅せられて、結果美容を仕事にするという典型的(?)な道を歩み今にいたります。
「ブスでデブな自分だけど綺麗になりたい!」から「過去の自分にように悩んだり苦しんでる人の役に立ちたい」「人を綺麗にするって楽しい!変化を見るのが幸せ!」というふうに。
私はもちろん、女性なら誰しも、大なり小なり少なからず容姿のことで悩んだり、他人の目や声が気になったり、時には傷ついたりした経験があるのではないでしょうか。
今回読んだ本は、著者の優しさに溢れていて、具体的な美容法や「綺麗になる方法」というよりはそんな、過去のどこかで傷ついたり、泣いたり、諦めたり、時には「世間」や見えない常識や空気によって縛られた私たち女性の心の中の鎖をそっと緩めてくれるような、そんな本でした。
ただ甘々な優しさだけじゃなくて、スパイスもしっかり利いてるこの本は2019年に読んだ美容本の中で一番心を揺さぶられました。
全女子に読んで欲しい一冊です。
Contents
美容は自尊心の筋トレ 長田杏奈著

これはすべての女性に、いや、男性にも読んでほしい一冊。
美容家、ヘアメイク、モデルや女優など一流の美容人たちと仕事をしてきた美容ライターさんが書いた本。
【この世にブスなんていない】ということを気休めやお決まりの定型文ではなく著者ならではの視点で語られています。
私はこの本を読んで、自分の【美容】とは?という問いかけがまだまだだなあ、もっと深めたい!と思うとともに年齢を重ねること、それにともなう変化への恐怖がちょっぴり楽しみに変わりました。
著者の反骨精神と、優しさがじわじわとしみてくる心地よい一冊。
本の中にもあるように【平均年齢45.9歳の国で年齢を恥じると詰む】はまさに!という。心の中で拍手喝采。
だって平均年齢まで生きたらあと50年近くも【私はもう若くない、シミが、シワが、たるみが、】【老けた】自分の顔なんて嫌!
みたいな負の妄想に囚われて生きることになる・・・・そんなの辛すぎるよ・・・・って。
容姿のこと、美容のこと、世間の目や周りの声に心がざわついたことがある人には一度は読んでほしい本。
誰かのため、何かのために綺麗になる。
それもまたステキだし、でも疲れた時、凹んだ時は特に自分を愛おしむための美容、自尊心の筋トレのための美容を意識して「私は自分のことお気に入りなの」って言える人生を送りたい。
美しさとは、シミシワのない肌や、はみ出した脂肪のない身体のことではないんだと。
そこに宿る美しさもあるけれど、不完全な私だからこそ宿る美があるんだと思わせてくれました。
本来当たり前のはずなのに、いつのまにか世間やTVや雑誌など「美の産業」が作り出した「完璧な美」に支配され、その完璧から違う部分を数えては落ち込む、そこに一ミリでも近づかなきゃ!みたいな、そんなループから抜け出させてくれる一冊。
自分を愛しむ手段としての、美容。
大切な友人やサロンのお客様にも、若い女性にも読んで欲しい一冊です。
これからきっと悩んだ時、自信をなくしたときに本棚からそっと取り出して【ああ、そうだ】と勇気をもらう、そんな存在になりそうな予感がします。
まとめ
もし、私に娘がいたら思春期にそっと渡したいな。
本当にいい本でした。
実は私、出版が決まりました。
ずっと夢だった出版が決まり、一番最初に読んだ本がこの本で本当に良かった。
私は美容のノウハウも書く予定ですが、一番伝えたいのってノウハウではなく想いだったり心のあり方のことだったりします。
長田さんのような文章力や表現力はないかもですが、読者に伝わるようにとにかく心を込めて今の自分の最大限を出し切ろう!
一人でも、心に届く表現ができたらいいなと・・・。
まあ、とにかくね、まとめとしては、もう日本の全女子に長田さんの本読んで欲しいです!笑
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